庭園「玉泉園」

四季を味わう

加賀藩二代藩主夫人「玉泉院(ぎょくせんいん)」に由来する
庭園「玉泉園」の歴史は、いまから約四〇〇年前の江戸時代初期に遡ります。
加賀前田藩の重臣・脇田(わきた)家の庭園として
初代直賢(なおかた)から四代九兵衛まで約一〇〇年を費やして完成。
作庭は幻の様式とされる“玉澗(ぎょくかん) 様式” による由緒正しい金沢の名勝です。

玉泉園は、兼六園の樹木を背景とし、
崖地を利用した上下二段式の池泉(ちせん) 回遊式庭園。
約七二〇坪の園内には樹齢三五〇年と言われる朝鮮
五葉松(ごようまつ)やノウゼンカズラの老樹をはじめ、
北陸では珍しい水芭蕉(みずばしょう) やカキツバタ、
金木犀(きんもくせい)など数百種の草木が繁るほか、
銭屋五兵衛(ぜにやごへえ)ゆかりの灯籠や
由緒ある隠れ切支丹灯籠(きりしたんとうろう)など、
多くの見どころにあふれています。

詳しくは、玉泉園公式HP へ

 

 

現存する金沢最古の茶室「灑雪亭」

 


現存する金沢最古の茶室「灑雪亭」

玉泉園の四季

約七二〇坪の園内には樹齢三五〇年と言われる朝鮮五葉松(ごようまつ)や
凌霄花(のうぜんかずら)の老樹をはじめ、
五月には玉泉邸のシンボルでもある水芭蕉(みずばしょう)の群生、
六月のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪化粧といった、
季節によって、観る場所によって、四季の移ろい豊かに変化する庭園美をご堪能ください。